広島市安佐北区から通院された酒井さん(仮名)との出会いは、約20年前にさかのぼります。

当時、いわゆる『膠原病』は、症例としてまだまだ少なく、大きな総合病院でさえも認定は難しい時代でした。
 
酒井さんは、30歳ごろから、謎の関節の激しい痛みや手足の腫れ、変形などに苦しまれたそうで、原因や病名さえ分からず、精神的にもずいぶん追い込まれておられました。
「こんなに私だけ痛くて苦しいのなら、いっそ・・・」と思い詰められたことも、一度や二度ではないご様子でした。
 
看護士をされていた酒井さんは、一般の方に比べて病気に対する知識が豊富でした。
それゆえに、原因や病名が分からない、ましてや治療法も分からない苦しみは相当のものだったと想像します。
大きな病院もいろいろ回られたそうですが、結果は芳しくなかったようでした。
 
初めてお会いした時には、とにかく痛みがひどく、お仕事も辞められ、小学生のお二人のお子様を抱えられながらも、家事も十分に出来ないという状態でした。
痛みとともに、ご自分の不甲斐なさをとても責めておられました。
 
夜に痛みだすと、眠れず、慢性的な睡眠不足になり、血行が悪くなり、疲れが取れず・・・と悪循環になってしまい、症状の悪化を招きます。
 
すぐに、施術を始めました。
 
まずは、安藤式薬草湿布を関節まわりに貼り、痛みの元である体にたまった老廃物や毒素を吸い出しました。
そして、背骨の矯正と食生活の改善指導を行っていきました。
 
しばらくすると、酒井さんの痛みは消えていきました。
そして、関節の変形の進行もなくなりました。
(一度変形した関節は、元には戻りませんが、変形の進行をとめることは出来ます。)
 
酒井さんは、『妻のこの苦しみを、とにかく何とかして欲しい!』と強く願われていたご主人の勧めで来院されました。
週一回の通院も、いつもご一緒でした。
大きなバイクに乗られてたのがとても印象的です。
 
お二人の表情は、ご来院のたびに明るくなっていかれました。
 
その後、酒井さんは復職され、今も現役で看護士をされています。
先日、息子さんの結婚式に出席された時のお写真を見せて頂きました。

もうそんなに成長されたのかと驚くとともに、お二人のおだやかな笑顔を拝見し、安堵いたしました。